
わかやま電鉄貴志川線終点の貴志駅には一風変わった名物駅長がいます。その正体はなんとメスの三毛猫で名前は「たま」です。今ではわかやま電鉄の人気者です。
わかやま電鉄貴志川線は和歌山と貴志を結ぶ鉄道路線です。もともとは南海電気鉄道が運行していた路線で、同社はこの路線の廃線を決定していました。しかし様々な存続運動の結果、岡山を地盤に運輸業などを展開する両備グループの一員である岡山電気軌道が和歌山電鐵株式会社を設立し同線を引き継ぎました。正式な会社名と案内等で使う表記が異なる事も面白いですね。
さて、貴志駅にある売店「小山商店」の飼い猫である「たま」が駅長に就任したのは、2007年1月のこと。社長が貴志駅を訪問した際に目にとまったのがきっかけでした。
就任後すぐに全国の人気者になり、抜群の集客力を発揮しました。この結果、2008年1月には「スーパー駅長」に昇進しさらに2010年からは「執行役員」に任命されました。
「たま」の勤務日は月~土曜日、勤務時間は夏季は9時頃~17時頃、冬季は10時頃~16時30分頃となっており、もとの出札窓口を改造したガラス張りの駅長室でお客様を迎えます。
さて、同線で注目を集めるのは「たま」駅長だけではありません。「いちご電車」や「おもちゃ電車」、「たま電車」といったユニークな電車が運行されています。それぞれ、塗装や内装に工夫を凝らした電車で、例えば写真の「たま電車」なら真っ白な車体いっぱいに「たま」のイラストが描かれています。車内にも様々なポーズの「たま」のイラストがたくさん描かれており、座席の脚がネコの足の形になっており、床にはネコの足跡が残るなど、とてもユーモラスな電車です。
これらのユニークな電車の運行予定は、ホームページで公開されています。「たま」駅長に会いに行く時は、事前に確認し「たま電車」に乗ってみたいですね。