【週刊ノリスケ】 富士山静岡空港拠点の航空会社誕生

フジドリームエアラインズ

4ヶ月ほど前の6月4日に、富士山静岡空港が開港しました。開港までには、建設反対など紆余曲折があって静岡県知事の辞任にまで発展しました。全国ニュースにもなったので、それで静岡空港を知った人も多いと思います。しかし、その位置から東京・名古屋・大阪の三大都市圏への路線は開設されず、利用しそうもない空港と思われる方も多いようで、筆者もその1人です。

ところで、静岡空港誕生と同時に同空港をペースとする新興航空会社が設立されたことはご存じでしょうか。静岡県を基盤とする大手物流業の鈴与が設立した「フジドリームエアラインズ」です。静岡県の人口や経済力から考えると、3大都市圏向け以外にもある程度の移動需要はあると思われますが、それがはたして航空会社を成立させるほどのものであるのかどうか、今後に関心があります。大手航空会社が同空港就航に消極的なだけに、「フジドリームエアラインズ」には頑張って欲しいものです。

さて、同社は7月23日に運航を開始し、静岡と小松・熊本・鹿児島を結んでいます。写真は鹿児島空港で撮影した同社便で、就航に合わせて鹿児島や熊本では、航空会社のみならず静岡県も来県を促すTVコマーシャルを多く流していました。会社自体は、第3セクターではなく100%民間資本ですが、行政も側面からの援助が必要だと考えているのでしょう。2年足らずで九州新幹線鹿児島ルートが全通するとはいえ、静岡~熊本・鹿児島は新幹線が直通しません。途中で乗り換えると時間も手間もかかりますので、ある程度の需要はありそうです。

また導入した機材が、小型ジェット旅客機では世界的に好調なセールスを記録しているブラジルのエンブラエル社の「エンブラエル170」ということも関心をそそります。同型機は、日本航空グループのジェイエアでも導入が進められており、その導入実績によってはローカル国内線の主役となるかもしれません。

巧みな機体設計によって、横4列の座席配置という断面の小さい小型旅客機の割には、ゆとりのある機内で、快適性が高いと聞きます。新しい航空会社のサービスも気になりますので この機種の試乗も兼ねて早く乗ってみたいですが、残念ながらなかなかその機会が見つかりません。

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