これぞトビウオの親子丼!!佐世保駅・南蛮平戸あごめし【前編】

南蛮平戸あごめし長崎県平戸といえば「あご」で有名。といっても「顎」じゃありません。「あご」とはトビウオのこと。東日本にお住まいの方には馴染みがないかもしれませんが、西日本や日本海沿岸地域で「あご」といえば、高級な「だし」を取る魚として知られています。今回は長崎県佐世保駅の駅弁「南蛮平戸あごめし」を食べてみました。

パッケージは水色をベースにした、わりとあっさりしたデザイン。しかしフタを開けると、ご覧のとおりなかなか素敵です。キヌサヤやタケノコがキレイに斜めに配置されていて、そのラインと垂直に「あご」が並んでます。勢いよく波の上を飛んでいるかのよう!

さて、それでは一夜干しの「あご」を一口。まず香ばしさが口の中に広がって、それから芳醇な「あご」の味がじわじわと・・・噛めば噛むほど味が出ます!いやはや、濃厚です。といっても見た目より硬くなく、ほどよい柔らかさ。「あご」はご存知の通り、波の上を飛び跳ねる魚。それゆえ小柄でも「マッチョ」なんですかね!?しなやかな筋肉の弾力、といった感覚です。ご飯も「あご」からとっただしで炊き込んであり、塩気と醤油の味がほのかに効いています。

「あご」には、オレンジ色の魚卵がまぶしてあります。巷では「とびっこ」と称されるものですね。寿司ネタとしてもお馴染みです。これは「あご」の卵。ということは、この駅弁はトビウオの親子丼!!プチプチした食感と風味が存分に楽しめます。

その他のおかずとしては、たけのこ。こちらは至って普通のお味。あさりは醤油で煮てあります。身が厚めでプリプリしているところがいいですね。また、ご飯にはシソがのっていて、これが隠し味として駅弁全体を上品に、味わい深く演出しています。

駅弁の定番である海苔も、粉末のように細かくて、ご飯と共に食べると磯の香りが偏ることなく口の中に広がります。錦糸玉子も、通常の駅弁に入っているものよりも薄くて長め。細かいところにまで気が行き届いているなぁと感心しました。

南蛮平戸あごめし
駅弁のメインは「あご」の一夜干しですから、正直なところ最初は「干物がメインの駅弁かぁ」と少々テンションが低かったんですよ(笑)。しかし食べてみると、味や色彩のバランスがとてもよく、存分に楽しむことができました。パッケージが少々地味だからといってあなどってはいけませんね!

さて次回は、「あご」にまつわる雑学をお届けいたします!
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