【週刊ノリスケ】 都電おもいで広場に行ってみよう

都電おもいで広場の7504号車

唯一残された都電路線、それが三ノ輪橋と早稲田を結ぶ都電荒川線です。途中、京成線町屋、京浜東北線王子、山手線大塚の駅前を経由して東京北部を東西に走っています。他にも、東京メトロ千代田線・有楽町線・副都心線や都営地下鉄三田線、日暮里舎人ライナーなどとも接続しており、各方面との連絡は案外良好です。荒川線については5月10日の当ブログの記事「【週刊ノリスケ】 リバイバルカラーで走る都電」でも取り上げましたのでご記憶の方も多いと思います。

この荒川線にある唯一の車両基地が荒川電車営業所です。ここに隣接して「都電おもいで広場」が、2007年5月26日にオープンしました。営業所内に保管してあった都電車両2台を公開する場所で、土・日・祝日の10時~16時に開場しています。

公開された2両とは、5500形5501号車と、この写真の7500形7504号車です。5500形は「PCCカー」という、アメリカで開発され、欧米で普及した高性能路面電車の仕様をライセンス購入して製作した電車です。加速操作やブレーキ操作を自動車と同様に足踏みペダルで行うのが特徴でした。足踏み式は国内では特殊だったため、後に国内で一般的な手で操作する方式に改造されましたが、保存するにあたってペダル式に復元されました。座席を撤去して、展示物が積まれているのは保存車両としては残念ですが、貴重な車両が残されているだけでも価値があります。

一方、7500形は都電が荒川線だけになる前に量産された最後の電車です。荒川線を恒久的に残す方針が決まり、ホームをかさ上げして電車の床との段差を解消した際に、ドアのステップを埋める改造が行われました。その後、冷房化を行うにあたって車体を交換したのですが、この7504号車など一部の車両は冷房化を見送り新車体にはなりませんでした。したがって、試作車的な色が濃い5501号と異なり、都電で実用的に使われていた車両といえます。そう考えると「都電おもいで広場」という名称により相応しいのはこちらかもしれませんね。

この広場の正面は荒川車庫前停留所となってますので、便利です。週末には都電に乗り、昔の都電をたずねてみてはいかがでしょう。

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