【週刊ノリスケ】 南海電鉄高野線に「天空」登場

展望デッキ付列車「天空」の車内

南海電鉄高野線は、大阪の難波と真言宗総本山の金剛峰寺がある高野山を結ぶ路線です。終点の極楽橋でケーブルカーに乗り換え、高野山に登ります。大阪府内は住宅地が広がる中を走る通勤線区ですが、和歌山県となる橋本~極楽橋間は、最急勾配50‰で急カーブが続く、国内でも屈指の山岳鉄道路線です。

“‰”という単位は「パーミル」と読み、千分率を表します。「上り50‰の勾配」というのは1000m進むと50m高くなる上り坂という意味になります。これは鉄道としてはかなりの急勾配となります。そのため、難波から極楽橋まで直通の電車などでは、この区間に備えた急カーブや急勾配に対応している電車を使っています。

このように条件の厳しい区間である反面、山深いことが実感できる車窓風景は、見ごたえがあります。そこに注目した南海電鉄では“展望デッキ付列車「天空」”を橋本~極楽橋間に登場させました。この電車は、以前は難波~極楽橋間を直通する急行などに使われ、今は支線で活躍している2200系電車を改造したものです。この写真のように、外側に向いた座席とした上、窓は大型化されました。さらに、オープンエアの展望デッキもあります。

正式デビューは7月3日ですが、4月29日からプレ運行が開始されています。今後予定されているプレ運行は、6月7・13・14・20日です。乗車するには乗車券のほかに大人500円、小人250円の座席指定券が必要で、10日前から前日まで電話予約を受け付けています。空席があれば当日の申し込みでも乗車可能だそうです。正式運行開始後は、3~11月の水・木曜日を除く毎日と12~2月の土曜・休日だそうです。

通常の電車でも乗り応えがある区間ですから、この「天空」に乗れば魅力倍増です。高野山に行かれる機会があれば、利用されてはいかがでしょう。

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