
1個で3度美味しい駅弁「抹茶ひつまぶし 日本一弁当」。なぜゆえに“日本一”を語るのかと申しますと、この駅弁に3つの“日本一”な食材が入っているからなのです!
まず1つ目。これは主役たるうなぎそのものです。このうなぎは「三河一色産」。愛知県幡豆郡一色町は、昭和58年以来、うなぎの市町村別生産量が日本一!全国の約1/4を占めるほどの「うなぎの街」です。
この地で養殖が始まったのは明治の頃。もともと養蚕業がさかんな土地柄ゆえ、うなぎの餌となる蚕のさなぎが入手しやすいことも、うなぎ養殖が発展した理由のひとつといわれています。その後、さまざまな技術改革がなされ、さらなる発展を遂げて現在に至ります。
そして2つ目。それは「抹茶」です。抹茶とは、収穫前に日光から遮った茶葉を蒸して乾燥させてできる「碾茶(てんちゃ)」を粉末状にしたもの。
駅弁に付属していた抹茶は、「三河の小京都」といわれる西尾市が産地。西尾市は抹茶の生産量が日本一なんです。全国の約20%のシェアを誇ります。抹茶というからには京都界隈が生産地と思いきや、ですね。ちなみに「茶摘み」の時期は短期間に集中しているため、この時期は市内の学生達も学校行事の一環として茶摘みに参加しているとのこと。市民総出で「抹茶日本一」を支えているというわけです。
そしてもうひとつの「日本一」が、付け合せとして添えられていた守口漬。これは「守口大根」を酒粕で2年ほど、漬け替えしながら作られるお漬物です。細長くてゴボウのようにヒョロリとした守口大根は、その長さが日本一、いや世界一とさえ言われています。通常は直径が3センチ程度で、長さは1メートル20センチほど。ときおり1メートル80センチくらい長いものも出るとか!知らない人がみると「うわっ!白ヘビだッ!」とびっくりするかもしれません。漬物になると琥珀のような美しい色合いとなります。よくお土産屋さんなどでは、丸い容器にぐるぐる巻きにした状態で売られていますよね。

大根が長くなるには、「柔らかい土壌が深くまで続いている」ことが大切。その条件を満たしているのが、愛知県丹羽郡の扶桑町。土地が「砂質」ゆえ栽培に適していて、さらに今では深く耕せる機械を使って土をならしているそうです。長さゆえ、掘り起こすのも昔は「手掘り」ゆえかなり大変だったそうですが、現在では機械で掘れるようになったとのこと。
かようにして、駅弁「抹茶ひつまぶし 日本一弁当」には3つの“日本一”が使われていました。名古屋へ立ち寄る際にはぜひご賞味ください。