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年貢米の代わりに丹波栗 園部駅・丹波名産 栗めし【後編】
日本人は古くから、栗と接してきました。青森県の三内丸山(さんないまるやま)遺跡から出土した栗をDNA鑑定してみたところ、野生種ではなく栽培種の可能性が高いことが判明。栽培していたとなると、稲作が登場する以前の、貴重な炭水化物として食べられてきたのではないかといわれています。茹でたのちに天日で干して作る「かち栗」は保存も効き、「かち栗=勝ち栗」という縁起の良さもあるため、「兵糧」としても重宝されてきました。 丹波の栗の歴史も古く、「日本書紀」「古事記」などにも登場し、丹波の栗に倣って全国に栗栽培を奨励した記述もあるほどです。また、稲作がままならない地域では、果実や黒糖、火薬の原料となる塩硝(えんしょう)などが年貢米の代わりとして納められていたといいますが、丹波の場合、栗や黒豆で納められていたそうです。また、これら名産品は、京を中心とした和菓子文化の発展にも一役買っています。大粒で甘味があり、香しい丹波の栗は、さまざまな和菓子を生み出しました。 駅弁「丹波名産 栗めし」は、そんな栗の素晴らしさを全国に伝えるお弁当。ちなみに園部駅では「丹波名産 栗めし」の他、丹波名物の「鮎寿し」や、丹波牛のしぐれ煮などを使った「幕の内弁当」も売られていますが、もうひとつ、これらの駅弁同様「淡路屋」さんが作る「幻の駅弁」があります。それが「松茸めし」です。しかしながら丹波松茸が不作の年は、一切売店に並びません。日本一との呼び声も高い丹波松茸ですから、1本5000円くらいはザラ。当然、駅弁の値段も跳ね上がってしまうわけです。
ただ、昨今の駅弁ブームによって、高級食材を取り入れた高値の駅弁も出現していますので、予約販売制で導入するのはアリかもしれませんね。 京都から嵯峨嵐山、亀岡、園部と続く山陰本線沿線には紅葉の名所が多く、秋は多くの観光客が訪れますが、新緑の季節も清々しくてオススメです。園部町の南西部に広がる「るり渓」は春のハイキングにも最適。ぜひとも訪れてみてはいかがでしょう。駅弁「丹波名産 栗めし」も、ぜひ味わってみてくださいね。
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