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6年間で217億円の経済効果!~富士宮駅・駅弁版 富士宮やきそば弁当【後編】

富士宮やきそば弁当 手軽で安くて庶民の味。気取ってなくて、どこか懐かしい。そんな「B級グルメ」、皆さんのお住まいの地域にもありませんか?

「札幌ラーメン」などはもはや全国区ですが、その地域でしか知られていない、ローカル色豊かなご当地B級グルメは全国にたくさんあります。そんなグルメが年に一度集い、雌雄を決するイベントがあります。それが2006年から行なわれている「B-1グランプリ」。イベントに参加したお客さんは、それらB級グルメを食べることが可能な上、審査権があります。栄えある第1回、第2回のグランプリに輝いたのが「富士宮やきそば」でした。

もともと、富士宮周辺で「やきそば」といえば、「蒸し麺」でした。ご当地で製麺業を営むマルモ食品工業さんの創業者が、戦地で食したビーフンを再現しようとして誕生したとのこと。その蒸し麺やきそばとお好み焼きが、「洋食」としてご当地で持てはやされていました。関西圏にも「お好み焼き+やきそば」のB級グルメ「モダン焼き」がありますよね。やはり戦後まもなくは、ハイカラな料理だったんでしょう。

富士宮界隈には、現在でも多くのお好み焼き屋があります。かつてはメイン料理はお好み焼きで、やきそばは、いわば「その他のメニュー」として存在していましたが、今では人気が逆転している感があります。ブレイクのきっかけとなったのは2000年、地元の有志一同が集まり、「富士宮やきそば」を盛り立てるために「富士宮やきそば学会」を作ったことです。

以来、地道なPR活動や、3776人分のやきそばを振る舞うギネス挑戦企画の実施、秋田県横手市の「横手焼きそば」、群馬県太田市の「太田焼きそば」とともに「三国同麺協定」の締結、「富士宮やきそば」VS北九州市の「小倉焼きうどん」のバトル「天下分け麺の対決」など、次々に企画を展開。じわじわと知名度が上がり始め、先に述べた「B-1グランプリ」での連覇で一気に全国区に上りつめた、といえるでしょう。富士宮やきそばが食べたいがためにご当地へ足を運ぶ人も多くなりました。

富士宮やきそばがもたらした経済効果は、なんと6年間で217億円とのこと。ここで大切だなぁと思うのは、やきそば自体の美味しさはもちろんのこと、「三国同麺」「天下分け麺」といったように、ジョークを交えてアピールした点です。。富士宮やきそば弁当堅苦しさはなく「町おこしに必死」な感もなく、自ら楽しみながら普及させていく姿勢。富士宮やきそばのブレーク以来、全国各地でこぞってB級グルメを地域振興に活かす動きがみられていますが、やっぱり大事なのはジョーク!美味しくて「キャッチー」なものに、メディアも人も惹きつけられるんだなぁと強く感じます。

現在は、東京駅~東名富士・富士宮駅・白糸の滝間を運行する高速バス「やきそばエクスプレス」も走っています。ぜひ「ご当地」の味を堪能しに出かけてみませんか?

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