『駅弁ひとり旅・こぼれ話』 82話

さなえばっちゃんのおこわ弁当
 

ねえ大ちゃん、いわて沼宮内(いわてぬまくない)駅を舞台にした落語、お弁当屋さんがプラットホームで「べ、ベントー、ベントー!」って言うと、続いて駅長さんが「うまくない、うまくない!(沼宮内)」って言うの面白いね。

 

菜々


大介

うん。最高だね。
でも、古い時刻表を調べてみても、 昔も今も 沼宮内駅(現在はいわて沼宮内駅)に駅弁マークは ついてないんだ。

菜々 : それじゃ、「ベントー、ベントー!」「うまくない、うまくない!」ってのは
落語の世界だけの作り話だったのかな?

大介 : よくできた話だけに、きっとそうだろうね。
でもね、もしかしたら、駅弁じゃない駅売りのお弁当があるかも?っていう
僕の期待心から、今回、特別に途中下車してみたんだ。

菜々 : え? 駅弁じゃない駅売りのお弁当って、どういうこと?

大介 : それはね、駅弁っていうのは、社団法人「日本鉄道構内営業中央会」に
加盟していないと名乗れない、いわば登録商標のようなものなんだ。
だから、非加盟の場合は駅構内で販売していても、駅売りの弁当なんだよ。

菜々 : へー、そうだったの。私、知らずに何でも「駅弁」って呼んでたわ。

大介 : だから、たとえ時刻表に「弁」のマークが載っていなくても、ある程度大きな駅には
お弁当の需要は必ずあるから、降りてみる価値は大アリなんだよ。いわて沼宮内駅は
東北新幹線も停まるから、僕はきっとアルって期待していたんだ。

菜々 : それが、大当たり!だったのね。
ねえ大ちゃん、そのいわて沼宮内駅の「さなえばっちゃんのおこわ弁当」って
超美味しかったんですって?

大介 : そうなんだ! もう最高だったね。田舎の味っていうか、
まさに手作りの素朴な味わいでね、さなえばっちゃん、どうもありがとう!

菜々 : あー、私も食べたかった! 
よーし、今度の土曜日、東北新幹線「はやて」に乗って、食べに行こっと!

大介 : ブッブー!「さなえばっちゃんのおこわ弁当」は毎週木曜、日曜の限定販売だよ。
土曜日に行っても食べられないのさ。

菜々 : 大ちゃん、ありがとう。そうとは知らずに行くとこだったわ。

大介 : でもね、他の日は、カレー弁当とか、ハンバーグ弁当とか、やっぱ、手作りの超美味しい
お弁当が、いわて沼宮内駅の売店に並ぶんだよ。一番いい方法は、電話予約だね。
電話番号は、TEL 0195-62-2403 肉のふがねさんだよ。
それでは、健闘を祈る!





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漫画アクション
2009年1号

2008年12月16日発売
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駅弁ひとり旅 第6巻

【監修】櫻井 寛
【作画】はやせ 淳
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