【週刊ノリスケ】 博多を目指す九州新幹線!

新幹線博多総合車両所横の九州新幹線高架橋

先日、JR東日本は、2011年春の開業を目指して工事中である東北新幹線八戸~新青森間について、2010年12月開業に目途がたった、と発表した事をご存知の方も多いでしょう。

同じく、2011年春の開業を目指して工事中の新幹線には、九州新幹線鹿児島ルート博多~新八代間もあります。この区間が開業すれば、山陽新幹線との直通運転が開始され、新大阪と鹿児島中央が約4時間で結ばれます。現在の大阪から鹿児島までは、博多と新八代で乗換て約5時間かかってますが、乗換がなくなった上に約1時間早くなるわけですから、かなり便利になります。この直行列車で使われる電車については、10月26日の週刊ノリスケで紹介させていただいた通り、かなり居住性の良さそうな電車に仕上がっていました。飛行機の利用が多い大阪~鹿児島ですが、鹿児島空港は市街地から遠いので、新幹線も善戦しそうですね。

元々この区間は、東北新幹線青森延長と同様に2012年度開業を目標として着工されました。しかし、2004年12月に、両線共、開業目標を2年繰り上げて2010年度とすると発表されました。すんなりと繰上げが決まった東北新幹線に対し、九州新幹線は、博多駅新幹線ホーム増設工事が間に合うかどうかが検討課題に挙げられていました。このような経緯がありましたので、東北新幹線のように繰り上げは難しいと思いますが、博多駅の工事は順調に進んでいるようです。

一方、博多~新八代の線路の方も順調に工事が進んでいるようで、この写真のように完成した高架橋が各地で見られます。熊本県のホームページに拠れば、2008年度予算ベースで、博多~新八代の進捗率が78.9%ですから、数字の上でも順調といえそうです。したがって、2011年春には予定通り開通しそうですね。

実は、九州新幹線鹿児島ルートは、新八代~鹿児島中央が先に開通したことで判るように、南から建設が決まりました。博多~新八代も一括で着工されたわけではありません。船小屋~新八代が1998年に着工された後、博多~船小屋の着工が決まり、2001年に着工されました。一般的に新線建設では、市街地の線路用地確保が問題になりますが、福岡市内の九州新幹線は山陽新幹線の車両基地である博多総合車両所への連絡線として、1975年の山陽新幹線開業時に完成していました。これが現在の博多南線です。九州新幹線は博多南駅のすぐ手前で分岐して、熊本・鹿児島方面に向います。写真は、博多総合車両所横に建設された九州新幹線の高架橋で、長い間、九州新幹線の予定地として空き地でした。これが、博多~船小屋の着工が最後になっても、博多駅のホーム増設以外は、大きな問題にならなかった理由でしょう。

博多~新八代は、約7割がトンネルの新八代~鹿児島中央とは異なり、トンネルは3割しかありませんので、車窓が楽しめそうです。開通が期待されますね。

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