東京下町散歩・秋編 -浅草・酉の市と一葉記念館へ-

浅草・酉の市PASMOとSuicaの相互利用が始まってから半年が過ぎました。私鉄からJRに乗り継ぐ際などは便利になりましたよね。バスもかつては小銭で払わないとちょっとバツが悪かったですが、今となってはICカードでピピッ。スムーズに乗車できて便利です。そこで今回は、今年5月の「駅すぱあとアンテナ」で特集した下町散歩の秋バージョンとして、バスでのアクセスが便利な「酉の市」を紹介したいと思います。

酉の市は、毎年11月の「酉」の日に行われる祭礼。今年は11月11日(日)が「一の酉」、11月23日(金・祝)が「二の酉」となります。関東各地の神社で行なわれますが、もっとも賑わいをみせるのが浅草・鷲(おおとり)神社の酉の市です。

一年の無事に感謝しつつ、来る年の幸、商売繁盛を願う酉の市。大小色とりどりの熊手がところ狭しと露店に並べられます。市が始まるのは深夜0時。本堂は参拝客で溢れかえり、読経のあとの一番太鼓でご開帳が行なわれます。開帳は15分ほどで終わり、その最後には参拝客全員で三本締め。誰しも三本締めは経験があると思いますが、時には千人を超えるほどの規模となる三本締めはなかなか体験できません!この時間に立ち会えない人は、本堂内で朝の9時から当日の24時まで延々と「酉の市特別祈祷」が行なわれていますので、ぜひとも覗いてみてはいかがでしょう。

浅草・酉の市鷲神社へのアクセスは都バスが便利。日暮里駅からは「都08」系統・錦糸町駅行で約15分、「千束」下車。東武浅草駅からは「都08」系統「浅草松屋前」から日暮里駅行で約7分、「千束」下車。その他、錦糸町駅や業平橋、西日暮里駅、京成千住大橋駅から「千束」行きのバスが出ています。

そしてここで、「ぶらり散歩」のオススメ。今年の「二の酉」となる11月23日は「一葉忌」。五千円札の肖像としても有名な樋口一葉の命日です。じつは、千束から北へ程なく歩いた竜泉3丁目に「台東区立一葉記念館」があります。一葉の代表作「たけくらべ」にも浅草・鷲神社の酉の市の賑わいが描かれていますので、ぜひ事前に一読してから酉の市と一葉記念館を辿ってみるのも一興です。

また、23日は勤労感謝の日でもあることにちなみ、墨田区の弥勒寺では「筆供養」が行なわれます。古くなった筆記用具を持参し、お炊き上げして供養してもらう行事です。

普段バスにあまり乗らないという人も、秋の休日はぜひICカードを片手に散策してみてください。新たな発見に出逢うかもしれません。


駅すぱ「特集」後日探訪:2007年5月号の特集『ICカードで行こう!東京下町散歩』より
http://ekiworld.net/magazine/bk_num/2007/2007_05.html

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