春の桜が秋に色づく~紅葉の季節はお城で満喫!~

和歌山城・紅葉渓の紅葉先日、北海道の大雪山や北アルプスの立山から、早くも「紅葉」の便りが届きました。日本の秋といえば、やっぱり紅葉。しかも、お寺や神社など、古き良き日本の建築物と紅葉のコントラストの美しさは格別です。そこで今回ご紹介するのは、「紅葉の美しい城」。今年4月の駅すぱあとアンテナでは「城と桜を愛でる旅」を特集しましたが、その桜が秋には黄色や橙色に色づきます。そこにカエデなどの赤色が加わると、ひときわ紅葉らしさが増して「お城の秋」が華やかに彩られる、というわけです。

さっそくいくつかご紹介しますと、まずは和歌山県の和歌山城。城内にある紅葉渓(もみじだに)庭園は江戸初期に徳川頼宣が築いたもので、その名の通り赤く染まったモミジが水面に映りこみ、庭園の美を華やかに演出します。次に長野県の上田城。ここは「千本桜」で有名ですが、秋の紅葉もまたなかなかのもの。ぽつりぽつりと火を灯したように紅葉が点在しています。岐阜県の郡上八幡城は、お城と色づく木々の距離が近く、そのコントラストを存分に楽しめる点が特徴です。今年は11月3日から11月18日の期間、お城と紅葉がライトアップされ、幻想的な秋の夜長を演出してくれます。その他、モミジの赤が映える彦根城や、天守閣から殿様気分で紅葉を眺められる大阪城などもオススメです。

和歌山城・紅葉渓の紅葉そして今回のイチオシは、春の桜特集でもご紹介した、青森の弘前城。今回の記事中にある美しい写真、これも弘前城のものです。お城のある弘前公園では2600本の桜と1000本のカエデが錦に染まり、圧巻の一言。10月19日から11月5日までの期間は「弘前城 菊と紅葉まつり」が開かれます。これは春の「弘前さくらまつり」、夏の「弘前ねぷたまつり」、冬の「弘前城雪燈籠まつり」と並び、弘前四大祭りと称され、毎年多くの人が足を運んでいます。

紅葉もさることながら、「菊」の美しさも堪えられません。同公園内にある弘前城植物園を中心として、北奥羽随一の豪華絢爛な菊人形や、その年のNHK大河ドラマをモチーフとした菊人形の舞台、菊でできた五重塔や動物等をかたどった菊のトピアリー、丹精込めて造られた大輪、中輪、懸崖など、香り高い菊がズラリと並びます。また、ミニSLの運行や各種イベントも催され、老若男女が楽しめるお祭りとなっています。

弘前城は天守閣が残っている日本で数少ない城のひとつ。しかもお堀や土塁、石垣などの城郭が、昔の姿をほぼそのまま残している貴重な城です。殿様やいにしえの武人になった心持ちで、小京都・弘前の秋を満喫してください。

「弘前城 菊と紅葉まつり」:http://www.hirosaki.co.jp/htcb/sightseeing/fes/momijimatsuri.html
駅すぱ「特集」後日探訪:2007年4月号の特集『城と桜を愛でる旅』より

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