国産最高級マグロを駅弁で!JR八戸駅・大間のマグロづけ炙り丼【前編】

マグロづけ炙り丼牛肉はよく口にするけど、「松阪牛」となると記憶にない・・・。マグロもよく口にするけど、「大間のマグロ」は記憶にない・・・。一度は食べてみたいブランド食材ではありますが、なかなか敷居が高くて、ついつい「普通の牛肉だったら、同じ値段で3倍食べられるな・・・」と貧しい計算をしてしまいがちな筆者です。そこでオススメしたいのが「駅弁」!駅弁にブランド食材が使われることは稀にあります。今回紹介する「大間のマグロづけ炙り丼」もそのひとつ。価格は1680円。駅弁にしては高値ですが、「一度くらいは食べてみたい!」という欲求を満たすべく、今回トライしてみました!

青森県大間は本州最北端の町。津軽海峡越しに函館の地が見える大間では、明治の頃からマグロの一本釣り漁法が盛んです。駅弁が売られているのはJR八戸駅。駅弁のパッケージには豪快な本マグロの写真が載り、ワクワクさせてくれます。鮮度を保つための透明なフタを取り、緊張の面持ちでいよいよマグロさんとご対面!おっ!想像していたより美しい!と書くとまるでお見合いみたいですが、本当にそこはかとない品があります。通常「ヅケ」はもうちょっと黒っぽい色になりがちですが、マグロの身が濃いあめ色に落ち着き、まわりは均等に炙られています。お肉でいえば「レア」ですね。

マグロづけ炙り丼そして一口。うむ、なかなかの味です!特製のタレで漬け込んだ赤身が、炙ることによって風味と旨味が増している、そんな感覚。口当たりも柔らかく、クセも当然ありません。最初の一切れはそのまま食べ、次に付属している甘めのタレで食べる、その後の一切れはワサビを包んで食べるのがオススメ。個人的には、甘いタレよりもワサビで食べたほうがマグロの味が消されないので良いかと思います。駅弁の定番、菜の花のおひたしやおしんこも口の中をリセットするために一役買っていて、地味ながらも頑張っています。ご飯はあっさりとした味付けご飯。刺身+酢飯の海鮮丼とはまったく違う風合いとなる、づけ炙り+味付け飯。ぜひ一度お試しください。

さて、大間のマグロは、なぜここまで有名になったのか。日本海の対馬海流と太平洋の黒潮が交じり合い、プランクトンが豊富な漁場が生んだ「美味しさ」もさることながら、作家・吉村昭氏が原作を書いた、大間が舞台となった映画「魚影の群れ」や、NHKの朝の連続テレビ小説「私の青空」の舞台になったことが大きかったようです。昨今ではマグロの一本釣り漁に関するテレビ特番も人気がありますよね。次回はマグロと日本人、一本釣りに関する雑学や、幻の「大間鉄道」についてお送りします!


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