Q:いいえ、本名で~す。出身は札幌で~す。22歳で~す。

大介:あー、びっくりした。スタイル抜群じゃん、八頭身美人じゃん、てっきり宝塚歌劇出身かと思ったよ。北海道出身か、だったら長万部知ってるよね。「オシャマンベ!」
Q:長万部は知ってますけど、何ですか? 今の「オシャマンベ!」って?

大介:由利徹のナンセンス・ギャグ「オシャマンベ!」って、知らないの?
Q:知りません。でも昔、町内演芸大会で、おじさんが酔っぱらって連発してたような。あのー、大介さん、「オシャマンベ!」って、知らないとまずいですか?
大介:タハハ、「オシャマンベ!」は知らなくていいけど、長万部は重要だよ。なんたって、「かにめし」発祥の駅だから。
Q:「かにめし」発祥の駅ですか。それはすごい! 今や全国的に「かにめし」の駅弁は結構ありますよね。その元祖ってわけですね。

大介:そーなんだ。長万部に鉄道が開通したのは明治36年のこと。そして「かにめし」の創業者、金谷勝次郎さんが長万部駅で駅弁を売り出したのが昭和3年のこと。
Q:へー、そのころから長万部はカニで有名だったんですね。

大介:いや違うんだ。昭和3年当時は、いわゆる普通のお弁当だったそうだよ。それから、長万部って、アイヌ語が語源だけど、諸説あってね、「シャマンペ」は魚のカレイのこと。昔はカレイがたくさんとれたという説もあるんだよ。ところが、終戦直後のこと。食料難の時代で米も配給制で、駅弁屋とはいえ駅弁が作れなかったんだ。ちょうどそのころ、長万部で大量の毛ガニが獲れてね、勝次郎さんは、それを塩茹でにして新聞紙に包んでホームで販売したのさ。皆、お腹空かせてた時代だけに、飛ぶように売れたそうだよ。
Q:それが、長万部の「かにめし」に発展するわけですね。

大介:ピンポーン! でもね、大変な苦労があったそうだよ。毛ガニの旬は夏から秋にかけてで1年中販売することはできない。そこで、50以上の試作品を作り、試行錯誤の末に完成したのが、昭和25年発売の「かにめし」。その努力の甲斐あって、「全国有名駅弁大会」でも、優勝したんだよ。
Q:それで、「オシャマンベ!」に「かにめし!」アリなんですね。あら、わたくし、いま、「オシャマンベ!」って言いましたかしら……おほほ!