日本人は農耕民族。しかし食物を「狩る」ことは大好き。きのこ狩り、紅葉狩り、ぶどう狩りにりんご狩り。そして春といえばなんといっても「いちご狩り」です!「駅すぱあとアンテナ」の2006年9月号特集「秋のフルーツ狩り」では、文字通り秋の果物を狩れるスポットをご紹介しましたが、同特集に掲載している「松里果樹園」さんは一年中なんらかのフルーツ狩りができることで有名です。いちご狩りは5月末まで実施しているとのこと。コースも3種類あり、いちごの品種「章姫」をコンデンスミルクで食べる「ノーマルコース」から、「章姫」「とよのか」「アイベリー」「さちのか」「栃乙女」など15種類のいちごを楽しめる「よくばりグルメコース(ミルクかチョコの選択可能。ホイップクリームも付いてくる!)」など、お好みに合わせて「狩り」に参加できます。いずれもコースも時間無制限食べ放題!昨今、いちご狩りはほぼ全国で楽しめる春のレジャーとなりましたが、松里果樹園さんはオススメですよ(予約制)。ぜひ特集をチェックしてくださいね。
さて、唐突ですがここで質問です。皆さんはいちごの「どの部分」から食べますか?普通はヘタのあるほうを手に持って、尖った部分にかぶりつきますよね。しかし皆さんご存知のとおり、その尖った部分は一番甘味のある「美味しい」ところです。そのため、そこを最初に食べてしまうと青白いヘタのほうが最後に残ってしまいます。そこでオススメしたいのが、ヘタのある部分から食べ進め、次第に満足度を上げていくことです。とりわけ「食べ放題」のいちご狩りには、この作戦が有効な気がします。また、ショートケーキに乗ったイチゴは最後に食べるというタイプの人は、そのいちごもヘタのほうから食べるようにすれば完璧に「終わりよければすべてよし」となりますので、ぜひ念頭に置いておくべきでしょう。
ここで話は少々それますが「いちご一色」の電車があるのをご存知ですか?和歌山電鐵貴志川線を走る「いちご電車」です。貴志川特産のいちごをアピールするために生まれたこの電車、車両にはいちごのイラストがあしらわれ、座席も楽しげな「いちご柄」。また、この地域は「木の国」として有名なことから、車両の床やブラインドにも木材を使用。車内に設置されたサービスカウンターは、イベント時には飲食サービスコーナーとして機能したり、書庫として子ども達が本を読めるようにするなど、普通の電車にはない工夫が随所に見られます。去る3月15日には、なんとイチゴのプランターを車両内に設置し、子ども達に向けて「いちご電車の中でいちご狩り」というPRイベントも実施されました。
子どものみならず、大人が乗ってもちょっとワクワクする可愛い「いちご電車」に乗って、いざ春の味覚狩りに出かけましょう。ちなみに、貴志川線喜志駅の駅長さんは猫です(笑)。日本初の猫の駅長“たま”は日曜以外には駅にいるとのことなので、猫好きな方はぜひ会いに行ってみてください。
駅すぱ「特集」後日探訪:2006年9月号の特集「秋のフルーツ狩り」より
画像提供:大井啓嗣