今も残る上杉鷹山の恩恵 米沢駅・鯉弁当【後編】

ben03.gif皆さんは「米沢のABC」をご存知ですか?「A」は「Apple(りんご)」、「B」は「Beef(牛)」、「C」は「Carp(鯉)」。この3つが米沢名物なんです。米沢の鯉は牛に負けてない!野球でいうなら広島カープが旧バファローズを打ち負かしたかのように、米沢の鯉の美味しさが体感できる駅弁「鯉弁当」。でもなぜ、米沢で「鯉」なんでしょう?

時は遡り江戸中期。出羽国米沢藩の藩主だったのが、上杉鷹山(ようざん)です。米国の第35代大統領ジョン・F・ケネディや第42代大統領ビル・クリントンが来日した際、最も尊敬する日本の政治家として鷹山の名前を挙げたほど、見事な政治手腕を発揮した人物でした。

NHK大河ドラマ「巧妙が辻」の主人公、山内一豊は関が原の戦いで「東軍」に属して出世しましたが、上杉家は石田光成率いる「西軍」についたのが事のはじまり。合戦後たちまち米沢藩の台所は火の車になりましたが、鷹山が一念発起して「藩政改革」を掲げました。自らクワを持って畑を耕して開墾し、桑を植えて養蚕に取り組んで絹を織ったり、漆器などの特産品作りを奨励したり・・・。その中に「鯉の養殖」がありました。

ben05.gif鯉は貴重なタンパク源。そこで鷹山は自ら率先して鯉の養殖に励みます。最初に鯉が放たれたのは、他ならぬ米沢城のお堀だそうです。今でもこのお堀では、鯉が悠々と泳いでいる姿を見ることができますよ。

かくして藩政改革に成功した鷹山公。彼が遺した一品が「鯉弁当」といえるでしょう。

米沢へ行く機会があればぜひチャレンジしてみてください。上杉鷹山の名言「為せば成る 為さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」の精神で!

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今後も有名無名問わず、「美味しい!」と唸らせる駅弁の数々、制覇していきたいと思います。ご愛読よろしくお願いします!

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