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神様に教えてもらった塩の味~仙台駅・塩竈藻塩弁当【後編】
期間限定!「塩」が主役の激ウマ駅弁!!~仙台駅・塩竈藻塩弁当【前編】
では、宮城県産ひとめぼれを使ったおむすびから食べてみます。ひじき飯のおむすびは「素朴」でありながら「贅沢さ」も感じ取れる逸品。味がぼやけておらず、噛めば噛むほどヒジキの味が濃厚に広がっていきます。そしてもうひとつが「白飯むすび・桜花飾り」。塩竈(しおがま)神社の境内に咲く天然記念物の「塩竈桜」にちなんだおむすびです。これがまた絶妙。桜の花は単なる飾りではありませんでした。甘ずっぱくも酢がほんのり効いた桜の香りが、食べると鼻孔からフッと抜けていく感覚。さらに、「藻塩」をすこーし振ってみると、うーむ美味い!!表現できないほどの美味さ!!
豪快な「山出し」と、華やかな「里曳き」~茅野駅・御柱祭弁当【後編】
日本三大奇祭のひとつといわれる御柱祭、その姿をテレビのニュースなどでご覧になったことのある方も多いと思います。もっとも有名なのは、急坂を滑り降りる巨木にしがみつく男衆の姿でしょう。しかしながらそれは、御柱祭の一部に過ぎません。御柱祭は、ロングランのお祭りなんです。 そもそもあの巨木(御柱)は何なのか?といったところから説明しましょう。全国に一万もの分社があるといわれる諏訪神社、その総本社が、長野県の諏訪湖周辺にある諏訪大社です。諏訪大社は、境内が4つあります。諏訪市にあるのが「上社本宮」で、茅野市には「上社前宮」、下諏訪町には「下社春宮」と「下社秋宮」。それぞれの社殿の四隅には、モミの巨木が建てられています。7年に1度、この計16本の巨木を建て替え、宝殿を新築するのが御柱祭なんです。 祭の期間は大きく「山出し」と「里曳き」の2つにわけられます。「山出し」では、長さ約17m、直径1m余り、重さ10トンを超える巨木を山から切り出し、里へ運びます。その道中のクライマックスといえるのが「木落し」。巨木に男衆がまたがり、傾斜約30度の急坂を滑り降ります。まさに命がけ!最後まで振り落とされなかった男衆は、この上ない賛美を浴び、後世までの語り草になるそうです。 ちなみに上社と下社では、ところどころ特長が異なります。上社の御柱には、V字型の「めどでこ」がついており、そこにも人が鈴なりにまたがります。一方、下社の御柱には「めどでこ」はついていませんが、木落しの坂は下社のほうが急。その分、スピード感と豪快さが際立ちます。 木落しを含む「山出し」が行なわれるのは、上社が4月2日(金) ・ 3日(土) ・ 4日(日)、下社が4月9日(金) ・ 10日(土) ・ 11日(日)です。 「里曳き」が行なわれるのは、上社が5月2日(日) ・ 3日(月・祝) ・ 4日(火・祝)、下社が5月8日(土) ・ 9日(日) ・ 10日(月)です。 7年に一度のお祭りを、ぜひ一度、ご自身の目でお確かめください!その際にはぜひ、駅弁「御柱祭弁当」もお楽しみくださいね。
7年に1度の味は、天下の大祭に恥じない美味さ!~茅野駅・御柱祭弁当【前編】
![]() 駅弁ファンにとって見逃せないのが、いわゆる「期間限定」の記念駅弁です。期間限定のイベントに伴って発売されたり、開業・開通の周年記念などで発売されたりすることもあります。今回ご紹介する「御柱祭弁当」もそのひとつ。7年に1度しか行なわれない日本屈指の大祭「諏訪大社の御柱祭」の平成22年開催を記念して発売されています。※確実に手に入れたい方は予約をされた方がいいでしょう。 包装紙からして、お祭りムード一色!賑やかの一言です。ポイントは、縄で縛られていること。急な坂に巨大な柱を滑らせ、その上に人が乗る奇祭が御柱祭。その柱には縄が結わえ付けられていることにちなんでいるんでしょう。 封を開けると、さらに賑やか。二重の幕の内タイプの駅弁です。それではさっそく、良い照り加減のうなぎからいただいてみます。これがまた、美味いのなんの!肉厚で口ざわりもよく、タレも濃厚。脂が程よく乗っていて、ふんわり感も抜群。下に敷いてあるご飯はしっかり酢を利かせた酢飯なんですが、意外や意外、うなぎとの見事な相性をみせてくれます。他に椎茸、人参、錦糸玉子、れんこん、きぬさや、しょうが、梅花れんこんが入った「祭りちらし」です。 そして多彩なおかず。馬肉のしぐれ煮は歯ごたえもよく、噛み締めるたびに風味が鼻から抜けていく感覚。野趣溢れる味でありつつ、臭みとは無縁なんです。上手に調理してあります。 ごぼうは「歯ごたえ重視」ではなく、じっくり煮込んだやわらか仕立て。これは駅弁としては珍しいですね。甘く煮てあって、味はしっかり沁みています。そして、煮物の中でいっそう目を引くのは、姫竹の山くらげ手綱巻。ヒョロリと長いタケノコの姿は、まさに御柱!その味だけでなく、楽しい気分に浸らせてくれる演出です。他にも人参などの煮物が入っていますが、すべて味が違うような気がしました。野菜の持つ独自の風味が生かされている証拠でしょう。信州氷豆腐はたっぷりとダシを含んでいて、口を湿らせてくれます。こんなにツユだく状態なのに、汁が漏れていないのも不思議。なにか秘訣があるんでしょうか? 駅弁のおかずとして定番の八幡巻も入っています。ただ、他の駅弁のものと一味も二味も違います。肉の形を留めている見た目もさることながら「美味しい肉を使用している」ことが一口でわかります。そして、この駅弁ならではの一品が「豚ひき肉のもち米包み蒸し」。これは思わず「美味ッ!」と口走ってしまいました。本格的な飲茶の感覚です。お醤油を少し垂らして食べると至福のひとときが訪れます。 これだけ充実していて、さらにデザートとしてカリンの果肉洋かんがついています。サッパリとした後味を残してくれて、甘すぎないデザート。香りもすばらしく良く、清々しい気持ちにさせてくれました。 ![]() 早い話、この駅弁は今まで当コーナーで紹介した駅弁の中で「五本の指」、いや「三本の指」に入る美味さでした!!天下の大祭にふさわしい駅弁にしなければ、というメーカーさんの気概を感じます。 さて次回は、諏訪大社の御柱祭についてクローズアップしてみましょう。奇祭と称されるお祭りの魅力をあますところなくお伝えいたします!
武士が消滅し、養鶏文化が生まれた!~名古屋駅・純系名古屋コーチンとりめし【後編】
なぜ、名古屋の地に美味しい鶏が普及したのか?そのルーツは明治時代にまで遡ります。明治維新によって「武士」という地位がなくなり、禄を失った武士達は、時代を折り合いをつけて新しい道を歩むことを余儀なくされていました。旧尾張藩士だった海部荘平、正秀の兄弟もまたしかり。二人が選んだ道は養鶏でした。明治初期、彼らが研究を重ね、地鶏と中国産の「バフコーチン」を交配して生まれたのが名古屋コーチンといわれています。明治後期になった段階で、正式に品種登録されたとのこと。現在、正式には「名古屋種」という名前で登録されていますが、やはり「名古屋コーチン」のほうが通り名として普及している状況です。 そもそも養鶏自体は、江戸初期から一部で普及してきました。身分の低い武士達が、わずかでも家計の足しになるように鶏を飼い、卵を採取していたといいます。が、その一方で「鶏といえば、チャボなどの“愛玩”か、軍鶏を戦わせる“闘鶏”か」という考え方が多勢を占めていました。 ところで、ういろうや味噌かつ、うなぎのひつまぶしなど、「食」の名産品が多く揃う名古屋ですが、鶏肉の料理として名を馳せているのが「手羽先」です。 元来、小ぶりな手羽先は他の部位に比べて「使えない」ものでした。せいぜいスープのダシに使ったりする程度。昭和30年代、これをなんとか出来ないものかと思案して生まれたのが、手羽先をカラリと揚げた料理でした。 名古屋が誇る鶏肉文化に敬意を表しつつ、今年の冬も美味しい鶏肉に舌鼓を打ちたいな、と思った次第です。
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できた塩は、7月10日の鹽竈神社例祭でお供えとして使われます。






